神本 正行

学長特別補佐   かみもと まさゆき

メッセージ

2016年の2月末から3月初めにかけて、南アフリカの隣国モザンビークを訪れる機会がありました。1992年まで内戦が続き未だ発展途上の国です。

今回の出張で最も印象に残ったことは、道端で見かけた制服を着た小中学生や、エドアルド・モンドラーネ大学の学生たちの生き生きとした姿です。

 この大学の卒業論文審査会は公開の場で行われます。候補者は15分のプレゼンの後、数名の審査委員との30分にわたる質疑応答という試練を経験することになります。私が参加したのは、バイオディーゼル油の研究をしていた女子学生の審査会です。一生懸命な発表、審査結果を待つ間の緊張した面持ち、高得点で審査をパスしたときの喜びに満ち溢れた様子、そしてそれを祝福する友人たち。いまでも目に浮かびます。

途上国との協力においては日本の技術を途上国に根付かせたいというような発想になりがちですが、途上国から学ぶこともたくさんあります。状況の異なる海外の大学との交流を図りながら、地域と世界の視点を持ったエネルギー産業人材が育って くれることを願っています。

連絡先:Tel:017-735-3363(代表)

専 門:エネルギー工学、特にエネルギー貯蔵、ならびに熱測定

研究紹介:エネルギー貯蔵(蓄熱・熱輸送、エネルギー貯蔵システム)、統合型エネルギーネットワーク、太陽熱利用、熱測定のエネルギー技術への応用など

略 歴:

【学歴】

  • 昭和45年3月 東京大学工学部原子力工学科 卒業
  • 昭和47年3月 東京大学工学系研究科修士課程 修了
  • 昭和50年3月 東京大学工学系研究科博士課程(原子力工学)修了: 工学博士(東京大学)

【職歴】

  • 昭和50年10月 米国ノースウェスタン大学材料科学科客員研究員
  • 昭和52年 4月  工業技術院電子技術総合研究所 入所
  • 同 エネルギー貯蔵研究室長、エネルギー材料研究室長、
  • エネルギー部長(太陽光発電、電力貯蔵、燃料電池、超伝導電力応用等担当)を経て
  • 平成11年 9月 電子技術総合研究所次長
  • 平成13年 4月 独立行政法人 産業技術総合研究所 企画本部 副本部長
  • 平成15年 4月 同 研究コーディネータ(環境・エネルギー担当)
  • 平成20年 4月 同 関西センター所長
  • 平成22年 4月 弘前大学 北日本新エネルギー研究センター教授
  • 平成22年10月 弘前大学 北日本新エネルギー研究所教授・所長
  • 平成25年 4月 弘前大学 学長特別補佐

 

所属学会

  • 化学工学会、電気学会、エネルギー・資源学会、日本太陽エネルギー学会、日本熱測定学会、日本熱物性学会、、つくばサイエンスアカデミー、宇宙太陽発電学会
  • 国際熱測定連合、国際太陽エネルギー学会

 

委員会等

  • 「固体酸化物形燃料電池の耐久性迅速評価に関する基礎研究」技術委員会 委員長((独)新エネルギー・産業技術総合開発機構) 
  • 「中温作動型酸化物プロトンSOFCの開発」技術委員会 委員長((独)新エネルギー・産業技術総合開発機構) 
  • 新エネルギー産業会議審議委員、企画委員会委員長(新エネルギー財団) 
  • 青森県エネルギー産業振興戦略推進会議委員長(青森県) 
  • 青森県地球温暖化対策推進協議会会長(青森県) 
  • 青森市地球温暖化対策地域協議会会長(青森市)

 

その他

  • 国立研究開発法人科学技術振興機構 地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)低炭素領域 研究主幹
  • 産業技術総合研究所名誉リサーチャー、特定非営利活動法人再生可能エネルギー協議会副理事長、
  • 日本工学アカデミー会員、
  • NPO法人 環境国際総合機構理事(環境・資源科学研究所 所長)

 

著作・論文・特許等:

主な著書

  • 久保田健・神本正行監修、知の散歩シリーズ1「再生可能エネルギーで地域を変える」(2017.2.20 弘前大学出版会).
  • (共著)[O. Edenhofer, R. Pichs-Madruga, Y. Sokona, K. Seyboth, P. Matschoss, S. Kadner,žžT. Zwickel,P. Eickemeier, G. Hansen,S. Schlömer, C. von Stechow      (eds)]. “Special Report on Renewable Energy  Sources and Climate Change Mitigation, Working Group III  of the Intergovernmental Panel on Climate Change”,  Cambridge University Press, Cambridge, United Kingdom and New York, NY,USA,1075 pp.(2011).
  • 神本正行, 1.2.2 エネルギーと産業, 日本エネルギー学会 エネルギーの事典編集委員会編,エネルギーの事典, 朝倉書店, 2009. 神本正行, II2.4 再生可能エネルギー, 「環境   化学の事典」, 朝倉書店, 2009
  • T. Ozawa, M. Kamimoto, Chapter 7 “Energy Storage”,“Handbook of Thermal Analysis and Calorimetry Vol.2”, P.307 – 348, Elsevier, 2004.
  • 神本正行, "わが国のエネルギーロードマップ", 化学工学会編, 最近の化学工学55「21世紀の循環型社会を支えるエネルギー化学工学」, 化学工業社, 2003.
  • (共著)「蓄熱技術-理論とその応用 第2編:潜熱蓄熱、化学蓄熱」,
  • 化学工学会蓄熱・増熱・熱輸送技術特別研究会編(飯田嘉宏, 神本正行, 亀山秀雄担当),信山社サイテック(2001).
  • (共著)「エネルギー技術の新パラダイム」, 電気学会エネルギー問題検討特別委員会編, オーム社(1995).
  • 神本正行, "第7章 溶融塩蓄熱", 関信弘編, 蓄熱工学1(基礎編), 森北出版, 1995.

主な論文

  • 宮川, 神本:“家庭における電力消費と見える化の効果(第2報) ―消費者の意識の影響とならし効果―”,第29回エネルギーシステム・経済・環境コンファレンス研究発表会 講演論文集 (2013.1).神本:「エネルギーマネジメントの重要性」, 平成24年度電気学会電子・情報・システム部門大会論文集,TC17-1, p.632-p.636 (2012).
  • 宮川, 神本:“家庭における電力消費と見える化の効果 ―六ヶ所村での実証実験―”,第28回エネルギーシステム ・経済・環境コンファレンス研究発表会講演論文集 (2012.1).
  • M.Kamimoto, H. Miyakawa: “Reduction of Electric Power Consumption by ICT in Residential Buildings - Demonstration Experiments at  Condominiums and Dormitory –“, Proc. 4th International Conference on Sustainable Energy and Environment (SEE 2011), (2012.2).
  • J.Kondoh, I.Ishii, H.Yamaguchi, A.Murata, K.Otani, K.Sakuta, N.Higuchi, S.Sekine, M.Kamimoto, "Electrical energy storage systems for energy  networks", Energy Conversion & Management, 41(17), p.1863-1874 (2000).
  • A.Iwasaki, H.Kaneko, Y.Abe, M.Kamimoto, "Investigation of electrochemical hydrogen evolution under microgravity condition", Electrochim. Acta,  43, p.509, 514 (1998).
  • I.Kudo, M.Kamimoto, "Feasibility Study of Japanese Solar Power Satellite", Space Energy and Transportation, 1(4), p.356-367(1996).
  • 青木隆道, 金子浩子, 増田俊久, 神本正行 , "バナジウムイオンの酸化還元反応による色変化を観察するための溶液フロー型電池", 化学と教育, 43, p.252-255 (1995).
  • 阿部宜之, 高橋義夫, 田中耕太郎, 金成克彦, 坂本龍二, 神本正行, "水酸化ナトリウム系溶融塩を用いた潜熱蓄熱(小型蓄熱器を用いた実証実験)", 化学工学論文集, 18, p.37-43 (1992).
  • M. Kamimoto, "Possibility of high-temperature heat capacity measurement by differential scanning calorimetry ",Int. J. Thermophys., 11(2), p.305-314 (1990).
  • M. Kamimoto, R. Sakamoto, A. Negishi, Y. Takahashi, M. Hirabayashi , "Thermoanalytical investigation of YBa2Cu3O7-x superconductor. IV. Mechanism of perovskite formation from various starting materials ",Thermochim. Acta., 142, p.281-290 (1989).
  • K. Tanaka, Y. Abe, K. Kanari, O. Nomura, M. Kamimoto , "Advanced concepts for latent thermal energy storage for solar dynamic receivers ", Space Power, 8(4), p.425-434 (1989)
  • Y. Takahashi, M. Kamimoto, Y. Abe, R. Sakamoto, K. Kanari, T. Ozawa , "Investigation of latent heat-thermal energy storage materials. V. Thermoanalytical                evaluation of binary eutectic mixtures and compounds of NaOH with NaNO3 or NaNO2 ", Thermochim. Acta, 123, p.233-245 (1988).
  • M.Kamimoto , "Enthalpy measurements on LiNO3 and NaNO2 by twin high-temperature calorimeter ",  Thermochim. Acta, 41, p.361-369 (1980).
  • R. L. Ammlung, D. F. Shriver, M. Kamimoto, D. H. Whitmore, "Conductivity and Raman spectroscopy of new indium (I) and thallium (I)ionic conductors. In4CdI6, In2ZnI4, and Tl2ZnI4 and the related compound Tl4CdI6", J. Solid State Chem., - 21(3), p.185-193 (1977).
  • M. Kamimoto, Y. Takahashi, T. Mukaibo, "Thermal conductivity of NaCl-type uranium compounds", J. Nucl. Mater., 59(2), p.149-157 (1976).
  • M. Kamimoto, Y. Takahashi, T. Mukaibo, "Electrical resistivity and thermal conductivity of UP1-xSx", J. Phys. Chem. Solids, 37(7), p.719-724 (1976).

【最近の講演等(平成25年度以降)】

  • 神本, "環境・エネルギー技術のグローバル展開と地域", GIC特別講演会(2017.5 仙台)
  • 神本, ” ゼロエネ住宅と蓄熱”, NPO法人環境国際総合機構ホームページ http://www.ecolink21.net/ (2016.10).
  • 神本, 基調講演 “再生可能エネルギーを賢く使う”, 再生可能エネルギー導入促進フォーラム, 新エネルギー導入促進協議会主催, 郡山  (2015.11). http://www.nepc.or.jp/movie/index.html
  • 神本, ”再生可能エネルギーの新たな展開”、 NPO法人環境国際総合機構 秋のシンポジウム, NPO法人環境国際総合機構主催, 東京 (2015.11).
  • 神本, ” 3E + S +”, NPO法人環境国際総合機構ホームページ http://www.ecolink21.net/ (2015.6).
  • 神本ほか、パネルディスカッション「地中熱の未来、これからの10年を考える」, 地中熱利用促進協会NPO法人設立10周年記念シンポジウム, 東京 (2015.2.20).
  • 神本, ”スマートコミュニティの担い手は誰か”、スマートコミュニティ普及啓発セミナー, 青森県主催, 青森 (2014.12.18).
  • 神本ほか, 座談会 家庭での再生エネルギー・革新的なエネルギー 高度利用技術の普及と将来像, ペトロテック(石油学会誌)Vol.37 (No.6), 392-404 (2014).
  • 神本, ”地中熱と太陽熱に関わる2つの話題”, NPO法人環境国際総合機構ホームページ http://www.ecolink21.net/ (2014.6).
  • 神本:”溶融塩の熱利用およびその他利用技術の現状”, 原子力学会「溶融塩技術の原子力への展開」研究専門委員会、東京、(2014.3.14).
  • 神本:”再生可能エネルギーの現況とバイオマスへの期待”、木質バイオマスエネルギー導入推進講座 基調講演、青森、(2014.2.27).
  • 宮川、神本:”家庭における電力需要の推定に関する考察”、 青森県産業技術センター工業部門成果発表会、青森、(2014.1.29).
  • M.Kamimoto: “Strategy for Large-Scale Introduction of Renewable Energy in Japan”, 2nd Marine Energy International Symposium, Orono, USA, (2013.9.16).
  • M.Kamimoto: “Renewable Energy and Smart Community“, The 3rd Asia-Arab Sustainable Energy Forum & 5th Int. Workshop on SSB, Hirosaki, Japan, (2013.5.6).

 

【受賞】

  • M. Kamimoto, Y. Abe, K. Kanari, S.Sawata, T.Tani, T. Ozawa, Best energy storage paper at the 21st IECEC,ASME(米国機械学会論文賞), ""Latent thermal storage using pentaerythritol slurry", Proc. 21st Intersoc. Energy Conv.  Eng. Conf., p.730-736 (1986).

最終更新:2017/06/27

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